東芝機械は12月23日、TBM社から薄物用延伸フィルム製造装置を受注したと発表した。
TBM社は、海洋プラスチックの削減や資源保全問題への意識が高まる中、地球上にほぼ無尽蔵にある石灰石から紙やプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」の開発、製造、販売を行なっており、注目を集めている。
TBM社は、宮城県多賀城市の「さんみらい多賀城・復興団地」において、敷地面積2万7500㎡の国内第二プラントを建設するプロジェクト「MOTHER PROJECT」をスタートしている。この量産工場をモデル工場とし、事業拡大に向けた基盤を確立するとともに、水資源の不足している地域をはじめとした世界中への技術輸出を計画している。
同社は以前から、TBM社が行う高品質なライメックス・シートの開発に貢献してきた。同装置は、TBM社からライメックスの薄膜化・高強度化などの機能化を実現するための装置として高く評価されている。