豊田合成、国内製造業で初 サステナビリティローン締結 

2019年12月24日

ゴムタイムス社

 豊田合成は12月23日、国内の製造業では初めて「サステナビリティ・リンク・ローン」契約を三菱UFJ銀行と締結したと発表した。

 サステナビリティ・リンク・ローンは、サステナビリティ目標を達成することで金利優遇などのメリットを得られる金融商品で、従来の同様の商品と比べ資金用途を限定していないことが特徴。

 同社は、環境・資源を保全し、豊かな地球を未来に残すことを企業の使命と捉え、長期環境目標(TG2050環境チャレンジ)において、2050年までにCO2排出量を極小化するなどの高い目標を掲げている。その実現に向けた中期計画(第6次環境取り組みプラン、2015~20年度)では、再生可能エネルギーの活用などを通じたCO2排出量の低減や製品のリサイクルなどによる廃棄物の低減に取り組んでいる。

 今回、売上高に応じたCO2排出量、廃棄物の低減を目標とし、達成することで金利優遇を受けることができるローン契約を締結した。借入期間は、2019年12月26日~2023年12月26日の4年間。借入額は50億円。

 今後も同社は持続可能な社会の実現に向け、環境に配慮した事業活動を推進していくとしている。

 

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