【新年インタビュー】金陽社 中田惠二社長

2020年01月07日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

最良の製品、最高の品質で社会に貢献

金陽社 中田惠二社長


 

 19年度から第3期中期3カ年計画をスタートさせた金陽社。足元の需要動向を始め、通期の目標や第3期中期3カ年計画の基本方針について中田惠二社長に聞いた。

 ◆足元の需要動向は。

 19年度上半期(4~9月)の需要動向は国内は順調だった。一方、海外は米中貿易摩擦の影響で、中国向けのブランケット輸出が減少し、上期全体の業績は前年同期を若干下回る状況にある。

 国内では、ロールはフィルム用が好調だ。製紙用や製鉄用も環境は厳しい中で、製鉄用は前年並みを維持できた。ブランケットも、新聞用メタルバックブランケットは当社のきめ細かな対応力が新聞各社に評価され、着実な伸びを見せている。

 ◆フィルム向けが好調な要因を挙げると。

 19年度上半期はプラント関係が非常に元気だったことがある。ただ、プラント関係の需要は今後一段落しそうで心配している。フィルム用はゴムロールからメッキなどの金属ロールを使う流れも出始めており、当社も金属ロールを含めたロール全体でビジネスを増やす施策を立てている。

 ◆下半期を含めた通期の目標を。

 国内はお客様の需要動向や経済環境が不透明な情勢にあるが、さまざまなことをトライして上積みを図る。輸出は上半期の減少をなんとか挽回し、通期は予算を達成したいと考えている。

 輸出では、ブランケットと熱プレス用緩衝材の「キンヨーボード」の2つを伸ばしたい。ブランケットは顧客の新たな要望に対応し、製品の改良を進める一方、製造面では生産効率を上げながら、品質向上とコスト低減の両立を図っている。

 キンヨーボードはプリント基板など電

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