ブリヂストンは12月24日、仕事と子育てを両立させる取り組みなどが評価され、厚生労働省・東京労働局から「子育てサポート企業」として「くるみん認定」を受けたと発表した。くるみん認定は、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業が受けられる認定で、今回の認定は2010年、2012年、2014年、2016年に続き5回目となる。
同社は、2005年より次世代育成支援対策推進法に基づき一般事業主行動計画を策定し、さまざまな取り組みの充実を進めており、前回の認定取得以降の「仕事と子育てを両立させる取り組み」、「仕事と暮らしのバランスをとる取り組み」、「地域社会のための取り組み」の3つの取り組み(2016年4月~2018年3月)が評価され、今回の認定に至った。
仕事と子育てを両立させる取り組みでは、出産・育児制度のPR・啓発活動の実施を目標とし、育児休職者対象のセミナーなどを実施した。また、男性従業員の育児休職10人以上取得を目標に掲げ、29人が取得した。そのほか、男性従業員の育児休暇50名以上取得では、86人が取得した。
仕事と暮らしのバランスをとる取り組みでは、年次有給休暇の全社取得平均の目標を14・7日以上(14・7日=2014年~2015年度の単純平均値)に設定し、全社取得平均14・9日の実績となった。
地域社会のための取り組みでは、地域社会において児童・青少年の育成に資する活動を実施・支援を目標とし、全国16ヵ所の事業所ごとに、学校を対象とした工場見学やインターンシップなどの活動を実施した。
同社は、育児・介護などにかかわる従業員やその上司のみならず、会社全体として各制度への理解を深めることで、多様な人々が活躍できる職場環境の実現を目指している。今後も、従業員が安心して自分の能力を十分に発揮できる多様で柔軟な働き方を支援するために、さまざまな取り組みを推進していく。