【新年インタビュー】トヨックス 中西誠社長

2020年01月14日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

国内外でホースドクター活動が充実

トヨックス 中西誠社長


 

 工業・産業用の耐圧ホース&継手専門メーカーのトヨックス。中西誠社長に昨年を振り返ってもらいつつ、ホースドクター活動の状況、今年の目標などについて聞いた。

 ◆昨年を振り返って。

 世界経済に減速感が見られ、当社が想定していた市況とは若干のズレが発生している。特に、中国経済にブレーキがかかり、ホースの販売拠点がある中国を始めインドネシアも厳しい状況であったが、国内は昨年並みを維持しつつ、全事業部を通じて、19年12月期はなんとか増収となる見込み。

 ◆ホース部門について。

 汎用品は減速基調にあるものの、高機能商品は前期も確実な伸びを示している。その要因は、高機能な新商品を開発し続けていることや、ホースドクター活動を通じ、高機能商品の提案を強めていることも奏功した。

 新商品は、昨年4月に大幅に耐油性をアップした「ハイパートヨロンホース」や、7月に食品衛生法に適合した食品用静電気防止ホース「トヨフーズアースホース」を発売した。耐熱性や耐薬品性など、業界・用途別にお困りごとを解消できるホースをご要望されるお客様に対し、当社は高機能商品の幅を増やしながら、併せて安全を高めた専用継手の開発も進めることで、「ホース配管安心セット」の品揃えは益々充実してきたと感じている。

 ◆海外拠点の現況は。

 市場環境は厳しかったが、工場現場のお困りごとを解決する、ホースドクター活動はしっかりできたと実感している。

 タイは、国内販売は増加し、生産量も悪くはなかったが、タイからマレーシア、インドネシアへの輸出が厳しく、売上は前年並みとなった。中国は

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