【新年インタビュー】東部工業用ゴム製品卸商業組合 山上茂久理事長

2020年01月13日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

世代交代進み新しい風に期待

東部工業用ゴム製品卸商業組合 山上茂久理事長


 

 昨年2月に創立40周年記念式典を開催した東部工業用ゴム製品卸商業組合。任期3期目となった山上茂久理事長(ヤマカミ)に今後の組合運営などについて聞いた。

 ◆19年を振り返って。

 景気が前年に比べ停滞し、インフラ関連の需要は比較的安定していたものの、特に半導体関連で市況が芳しくない状態が続いた。当組合の景況調査でも概ねこうした傾向が表れた。先行きの不透明感が強く、組合員の間では昨年初めには東京五輪まで業界の好調が続くと見る向きが多かったが、五輪まで続かなかったということで、米中貿易摩擦の影響が非常に大きかったという思いだ。

 ◆40周年記念事業を振り返って。

 各地域のゴム商組がそれぞれ特徴のある40周年記念式典を開催し、印象に残った。相互に40周年を祝ったことで各組合間に一体感が生まれたので、今後の一層緊密な連携につながるのではないか。

 当組合の40周年記念事業では、組合員が一生懸命に取り組み、世代交代が進んだ。若手役員の間に組合を運営する自覚が芽生えているので、新しい風に期待したい。

 ◆若手役員に望むものは。

 組合の歴史を重んじつつ、新しい時代にマッチするような運営に期待したい。先輩方が苦労をしてGHQから権利を得て、統制を乗り越え、日本の高度経済成長を支える一翼を担ってきたことが忘れられてはいけない。

 ◆組合員数について。

 正会員が197、賛助会員が60となり、後継者問題が課題となっている。

 後継者の問題では、世代交代の時期を迎えている組合員が多く、会社を継続しても以前のように収益が上がらないという問題が見られる。株式を承継する際

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