19年のベルト業界を取巻く環境を振り返ると、国内自動車生産台数は堅調に推移するものの、HV車やEV車などベルト非装着車の割合が増加していることや、海外へ生産をシフトする動きもあり、自動車用ベルトは減少基調で推移した。
一方、コンベヤベルトは、内需は大口需要先の鉄鋼、電力、セメントを中心に好調さを示したが、輸出は、資源国向けが依然低調で、需要全体は前年を下回る状況にある。
その中で、日本ベルト工業会がこのほど発表したゴムベルトの20年需要予測(新ゴム量)によれば、全体で2万3222tで同5・6%減
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