マレーシア 天然ゴム生産で世界トップ奪還を目指す

2011年11月28日

ゴムタイムス社

 外電によると、マレーシアのジェイコブ・ドゥンガウ副通産相は国際プラスチック・ゴム見本市の会議で、世界最大の天然ゴム生産国の地位回復を目指すと表明した。
 マレーシアは1987年まで首位の座にあったが、タイ、インドネシアに抜かれた。今年の予想生産量は、タイが335万トン、インドネシアが295万トン、マレーシアが100万トン弱。
 マレーシアの天然ゴム生産が減少したのは、多くの企業がパーム油が採取できるアブラヤシに転じたため。 今後はサバ、サラワク両州でのプランテーション新設で生産量の増加を図る。
 政府は来年度予算でゴムノキの植え替え、プランテーションの開発に予算を計上しており、自作農による植え替え、開発を後押しする。
 昨年のゴム産業の輸出収入は128億リンギで、全輸出収入の2%を占めた。

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