バンドー化学は1月9日、世界共通の目標である「持続可能な開発目標 SDGs(Sustainable Development Goals)」のグループ目標を設定したと発表した。
同社グループは、調和と誠実の精神をもって社会のニーズに応える製品・サービスを提供するという経営理念に沿ってCSR推進テーマを策定し、活動を推進している。その活動を通して、SDGsの17の目標のうち、中期経営計画「BF―2」の取り組みとも関連が深く、最も貢献できるものとして、次の3つをグループ目標に設定した。
1つ目は「目標7―エネルギーをクリーンに、そしてみんなに」。様々な分野の機器や設備の省エネルギーに貢献する製品を製造する同社は、22年度上市製品のうち、独自基準を満たす環境対応製品の比率を50%以上にすることを目指す。
2つ目は「目標12―つくる責任 つかう責任」。中長期経営戦略BF―2で「ものづくりの深化と進化」を指針に掲げ、主要製品の革新製法の開発を推進している。新しい製法の開発を進めるなかで、廃棄物やエネルギー使用量などの大幅な削減を実現する。
3つ目は「目標8―働きがいも経済成長も」。企業の持続的成長には、多様な人材が個々の強みや能力をいかんなく発揮し、活力ある組織であることが大前提となる。中長期経営戦略BF―2で「個人と組織の働き方改革」を指針に掲げ、効率よく付加価値を生み出すための取り組みを推進する。