三ツ星ベルトは、神戸事業所工場棟の屋上にある高さ40・5mの広告塔を解体撤去すると発表した。工場棟屋上より16・5mを残し、その上部の24m分を解体する。工事期間は今年3月中旬~5月31日を予定している。
この広告塔は、1959年に設置されたもので、設置後約60年が経過している。過去に耐震補強を実施し、耐震性および耐風圧性は現行の基準値を満たす耐力を保有している。しかし、近年は超大型の台風が襲来し、一昨年は大阪府の泉州地方を、昨年は関東地方を直撃した。特に昨年の台風15号では、高圧送電線鉄塔が強風により倒壊する事象も発生し、今後発生する自然災害の規模は予測しにくい状況にある。
同社は、この事象に鑑み、自然災害による想定外の二次災害の回避し、近隣住民に心配をかけないようにするため、神戸市長田区のシンボルとして長年愛されていた広告塔を解体撤去することを決めた。
なお、神戸市が設置している防災行政無線は、現状のままとなる。
2020年01月16日