東洋紡は1月15日、包装用フィルム製品を2月21日出荷分より350 円/連(12μm換算)値上げすると発表した。
対象商品は東洋紡ポリエステルフィルムの「サイクルクリーン」と「バイオプラーナ」。
近年、世界的に環境意識が高まる中、環境へ配慮した製品の需要拡大に伴って、これに使用する原材料の需給がひっ迫しているため、同社の環境対応フィルムに使用する原材料も価格高騰が続いている。加えて、直近の原油高などを背景に、物流経費や副資材関連費用、設備維持費用等の諸経費が上昇し、製造コストを押し上げている。
このような状況下、同社では徹底したコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、価格改定を決めた。