積水化学工業は1月21日、1月20日に国際的な環境非営利団体CDPから2019年の「CDP気候変動Aリスト」企業に2年連続で選定されたと発表した。
CDPは、企業や都市が温室効果ガスを削減し、水資源を保護し、森林を保護することを推進する国際的な非営利団体で、525を超える世界の投資機関および125の企業・団体を代表し、「気候変動」、「森林減少」および「水のセキュリティ」に関する問題への効果的な対応について質問票による調査を実施し、回答を評価している。なお、2019年の「気候変動Aリスト」企業には、日本企業からは同社を含め38社が選定された。
同日に開催されたCDP気候変動Aリスト企業表彰式でスピーチした同社代表取締役専務執行役員の加藤敬太氏は、「気候変動に対し非常に先進的な取組みをされている、世界でも指折りの企業の皆様と同等にご評価いただきましたことを心からうれしく思います。2年連続受賞ということでこれからのパフォーマンスや社会を牽引する役割についてもその責任を重く受け止めております。これからも気候変動課題の解決、緩和と適応に関して、あらゆるライフサイクルのステージで、社会をリードしていけるよう企業活動を行っていきたいと思います」などと述べた。
同社グループは、グループビジョンに掲げる「世界のひとびとのくらしと地球環境の向上への貢献」を目指し、ESG視点で持続可能な経営基盤の構築を目指している。ESG視点の中でも「E(環境)」については、自社およびサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量を削減する長期目標を掲げ、気候変動をはじめとする環境課題に意欲的に取り組んでいる。