オールゴム製の触覚センサ
東海ゴム工業は世界初となる先端技術、オールゴムの触覚センサー「SRセンサ」を独自開発、この「SRセンサ」を使用した「介護用床ずれ防止アクティブマットレス」を製品化し本格販売を開始した。
同社ではこのSRセンサを搭載した介護支援ロボット「RIBAーⅡ」を発表しているが、SRセンサを用いた従来にはない全く新しいデバイスの開発・提案を行っており、先に開催された国際福祉機器展にもSRセンサを応用した介護用床ずれ防止アクティブマットレスや、体圧検知センサのプロトタイプを出品するなどSRセンサの用途展開を拡大させている。
このSRセンサは東海ゴムが開発した柔軟電極・配線に対応したオールゴムのセンシングデバイス。最大の特徴はゴムの柔軟性と導電性を両立している点。東海ゴム独自技術の配合により、伸張・変形に対して導電性の維持が可能で、さらに繰り返し伸縮に対する耐久性に優れた特殊なゴム素材を採用することで幅広い製品への応用が可能となっている。
具体的な応用展開例としては太鼓型エラスティック伸びセンサや押し込み型ボリュームスイッチなどがあり、実用化に向けたデモンストレーションを積極的に展開している。