日本ゼオンは1月24日、福井県敦賀市の光学フィルム工場における大型TV向け位相差フィルムの製造ライン完工に伴い、同日竣工式を執り行ったと発表した。新プラントの本格稼働は4月を予定している。
竣工式は、同社グループの製造子会社であるオプテス敦賀製造所にて執り行われ、福井県副知事の中村保博氏、福井県敦賀市長の渕上隆信氏をはじめとする行政関係者、地域関係者、また、同社代表取締役会長の古河直純氏、オプテス代表取締役社長の赤谷晋一氏など多数の関係者が出席した。
同社の光学フィルム「ゼオノアフィルム」は、同社が独自のポリマー設計技術で開発したシクロオレフィンポリマー(COP)を原料として世界初となる溶融押出法により生産されている。同社は、ディスプレイの大型化に伴い、高い光学特性と優れた寸法安定性をもつゼオノアフィルムの更なる需要拡大に対応していく。