日本ゴム工業会は1月24日、東京・大手町の経団連会館で第19回幹事会を開催し、新ゴム消費予想など5件の報告を行った。昨年の新ゴム消費量は3年連続での増加を見込んだが、今年は微減を予想した。
最初に池田育嗣会長(住友ゴム工業)があいさつし、「ゴム産業を取り巻く環境やニーズは変化するが、勝ち残っていくためには、基本を見失わず現在のものづくりをきちんと維持・継承していくとともに、技術や知恵を駆使し備えていく必要がある。当工業会やゴム産業の課題は、国際的な環境問題や標準化への対応、グローバルでの公正な競争の維持などさまざまだ。当工業会としても、求められる課題に真摯(しんし)に取り組み、皆さまと力を合わせ、業界の発展に貢献していきたい」と話した。
続いて、事務局が新ゴム消費予想量を報告した。これは、各業種団体等の製品別予想と経済産業省統計に基くものとなる。
昨年の国内ゴム工業の新ゴム消費量は、