ダウ リサイクルプラ推進 米AI社と独占契約締結 

2020年01月31日

ゴムタイムス社

 ダウ・ケミカル日本は1月29日、ヒューストンを拠点とし廃棄物最適化を専門とするアバンガード・イノベーティブ(AI)社が、ポストコンシューマーレジン(PCR)プラスチックフィルム製のペレットを、ダウへ供給する独占契約を締結したと発表した。

 両社はライナー、シュリンクフィルム、保護包装などの分野で、持続可能性を求める北米の顧客へ、同社にとって北米初となるPCRベースのリサイクル製品を2020年後半より提供開始予定としている。アバンガード・イノベーティブ社のPCRを使用した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)製品より生産を開始予定。

 これにより同社は、プラスチックのサーキュラーエコノミー(循環型経済)を推進するとともに環境廃棄物を最小限に抑えるという目標に従い、リサイクル製品の取り扱いを拡大する。
 サーキュラーエコノミー実現に向けたソリューションの提供は、同社のサステナビリティ戦略の重要な要素の1つ。アバンガード・イノベーティブ社と同社は、使用済プラスチックの価値を保つための取り組みをともに推進するとしている。

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