TOYO TIREは1月31日、同社及び連結子会社である東洋ゴム化工品がニッタ及びニッタ化工品と同社のトラック・バス用空気バネ事業(以下、同事業)について、吸収分割の方法により、東洋ゴム化工品からニッタ化工品へ製造事業を承継させるとともに、同社が運営する販売事業をニッタへ、研究開発事業をニッタ化工品へ、それぞれ事業譲渡する事業移管契約を同日締結したと発表した。事業移管契約の実行日は6 月30日を予定している。
同社は、顧客に対する十分な事業要件を満たすことを前提とした「事業評価ガイドライン」を策定し、市場成長性や事業継続性など、さまざまな観点から全事業領域を対象として個別に評価・検証を行うとともに、それぞれの事業価値の向上をめざし、必要な最適方策の検討を実施している。
同事業は、技術力への評価と安定的な需要に支えられ、これまで長年にわたって、その知名度と堅固な事業基盤を築いてきた。
今回、同社グループが置かれた昨今の市場競争環境の中で、同事業のさらなる事業発展と事業価値向上を実現していく必要性を確認するとともに、その目的に資する方策を継続検討してきた。
この結果、類する事業に関連した知見と事業推進基盤を有する既存の有力事業者のもとで、さらなる事業展開を図ることが最適であるとの判断に至った。
なお、同社は本件が業績に与える影響は軽微であると認識しているが、今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかに公表するとしている。