日東化工の20年3月期第3四半期決算は、売上高が57億7200万円で前年同期比1・2%増、営業利益が1億7600万円で同0・9%増、経常利益が1億7600万円で同0・6%増、四半期純利益が1億2500万円で同4・8%減となった。
ゴムコンパウンドの受注が堅調に推移し、増収となった。
セグメント別では、ゴム事業は、売上高が45億200万円で同2・6%増。ゴムコンパウンドは、自動車関連の受注が堅調に推移し、前年同期を上回る売上高となった。シート・マットは、ゴムシートは受注が低調に推移し売上高は前年同期を下回ったが、ゴムマットはクッションマットやその他製品の受注が堅調に推移して前年同期を上回る売上高となり、シート・マット全体の売上高は前年同期を上回った。成形品は、一部製品の販売終了の影響と、クッションタイヤの受注が台風の影響で一時減少したこともあり、売上高が前年同期を下回った。
通期予想に変更はなく、売上高は76億9000万円で前期比0・1%増、営業利益が2億7000万円で同11・9%増、経常利益が2億6500万円で同7・1%増、当期純利益が1億9000万円で同3・0%増を見込んでいる。
なお、樹脂事業は、売上高が12億5200万円で前年同期比3・5%減となった。高機能樹脂コンパウンドは、受注が低調に推移し、前年同期を下回る売上高となった。樹脂洗浄剤等では、樹脂洗浄剤のスーパークリーンの受注が堅調に推移したものの、導電性樹脂ECXの受注が低調に推移し、売上高は前年同期を下回った。
2020年02月03日