ブリヂストンは1月31日、トラック・バス用低燃費タイヤ「エコピアM801Ⅱ」を3月より発売すると発表した。発売サイズは全13サイズで、価格はオープン。
同社のトラック・バス用「エコピア」は、雨の日でもしっかり止まる「ウェット性能」、タイヤを長く使うための「摩耗ライフ性能」などの基本性能を備えながら、転がり抵抗の低減技術により燃料費削減効果を実現するタイヤとして、「安全運行」だけでなく運送事業者の「経費削減」「環境経営」に貢献してきた。
今回発売するタイヤは、ゴムと補強材の配置をさらに均一化させる新たなトレッドゴム技術「ハイパーエココンパウンドⅡ」と、ひずみエネルギーを抑制させる新ベルト構造「エネルギーセイビングベルト」を採用し、タイヤの摩耗ライフ性能を維持しながら転がり抵抗を低減させることで、さらなる低燃費性能を実現する。また、主に大型トラックの前輪及び大型バスに使用される295/80R22・5サイズは、ショルダー部をリブ(縦溝)化し、路面との接地面を最適化した新パタンを採用することで、偏摩耗の発生を抑制する。
これらの技術を通じ、同タイヤは低燃費性能と耐偏摩耗性能を向上させることで、運送事業者の燃料費削減及びメンテナンス負担の軽減に貢献する。
さらに、従来品から引き続き、使用済タイヤの接地部分のトレッドゴムを張り替えるリトレッドにも対応できる耐久性を確保しているため、資源の有効活用を通じた環境負荷低減も実現する。
運送事業者の「安全運行」「経費削減」「環境対応」「業務効率化」をサポートするため、同社は引き続き、「エコピアン」ブランドの更なる商品ラインアップの充実や、グローバル展開、新車への装着拡大を積極的に推進する。また、今後も、運送事業者の様々な課題に向け、断トツ商品・断トツサービスを目指したソリューションビジネスを提供することで、引き続きモビリティ社会の進化に貢献していく。