日本ミシュランタイヤは2月4日、大型トラック・バス用タイヤ「ミシュランXマルチZ2」を3月2日より発売すると発表した。サイズは11R22・5で、価格はオープン。
このタイヤは、中・長距離大型車輛向けに開発されたタイヤで、アジアおよびオーストラリア地域で500万本以上販売された「ミシュランXマルチ」シリーズの最新モデルとなる。「レジニオンテクノロジー」や「インフィニコイル」、「HTナイロンテクノロジー」により、移動時間を最大化するほか、安全運行をサポート。また、コスト削減への貢献も特長となっている。
レジニオンテクノロジーは、ミシュランモールド3Dメタルプリンティングテクノロジーが可能にした自己再生トレッドパターンで、新品時のブロック剛性が高く、長寿命を実現。タイヤが摩耗するにつれ、新しい溝が現れ摩耗末期まで高いウェット性能が持続する。
インフィニコイルは、ワイヤー材をカーカスとトレッド部の間にタイヤの回転方向に対して平行に巻き上げ構成したコイルで、トレッド部の剛性、安全性が向上する。加えて、走行中においてタイヤ高速回転時の遠心力によって生じるトレッド中央部のせり上がりを防ぎ、変形による発熱量が抑制。また、均等な接地面の確保により、偏摩耗を抑制し、ケーシングの耐久性向上により安全性が向上する。
HTナイロンテクノロジーは、ビードワイヤーの周りを包むテキスタイルで、ケーシングプライとビードワイヤー間の応力と動きを軽減。部材間の応力と動きを抑制させることにより、ビード部の耐久性を向上させ、安全性の確保と再生率を向上する。