横浜ゴムは2月6日、インドに所在するマルチ・スズキ・インディア社のコンセプトEV「コンセプト・フュートゥロe」向けに低燃費タイヤブランド「ブルーアース」のコンセプトタイヤを開発したと発表した。
このタイヤは、「力強さとスタイリッシュを融合させた、新しい時代の都市型SUV用タイヤ」をコンセプトに「コンセプト・フュートゥロe」専用にデザイン。SUVの力強い走りをイメージした大型ラグ溝とスタイリッシュでスムーズな走りをイメージしたリブ溝を融合させ、新しい時代の都市型SUVにふさわしいデザインに仕上げている。
同タイヤは、2月7~12日にインド・ニューデリーで開催される「オートエキスポ2020」のマルチ・スズキ・インディア社ブース内でコンセプト・フュートゥロeに装着して展示される。同展は、インドで隔年開催されているモーターショーで、2018年は119社が出展し、来場者は60万人以上を記録した。
コンセプト・フュートゥロeは、クーペとSUVを融合させたEVのコンセプトモデルで、若者が求める力強く刺激的なデザインを人気のSUVセグメントで表現することで、マルチ・スズキ・インディア社が考える新しい時代のクルマのスタイルを提案している。
同社は、2007年4月にインドのタイヤ販売拠点としてヨコハマインディアを設立し、2014年7月からは現地に建設した工場でタイヤ生産を開始した。現在はインド国内で販売する乗用車用タイヤやSUV用タイヤなどの市販タイヤおよび現地の自動車メーカー向けの新車装着(OE)用タイヤを生産・販売している。