東京材料 ゴム・樹脂両輪でビジネス拡大 EPDMや高機能樹脂の拡販図る

2020年02月17日

ゴムタイムス社

 東京材料はゴム・ケミカルズの専門商社として、素材への豊富な知見と独自の技術サービスをベースに、顧客に最適なソリューションを提供している。柿沼秀一会長に各拠点の状況や注力商材などを聞いた。

 ◆足元の状況は。

 国内・海外とも全般的に環境は厳しく、19年4~12月売上は前年同期比7%減で推移している。売り上げの約7割を占める自動車関連の需要が落ち込んでおり、当社の業績にもその影響が及んでいる印象だ。今期(19年度)については、売上は前年を下回るとみているが、利益は海外拠点の上積みなどで増益を達成したいと考えている。

 ◆国内の需要環境は。

 地域では、名古屋を含む中部地区が比較的堅調だ。CASEへの対応を踏まえても、当社にとって中部は今後大切な地域と考え、さらなる強化を図りたい。商材では、18年11月から取り扱いを開始した米国アルファテクノロジー社のゴム試験機は、タイヤメーカーを中心に自動車関連業界へ順調に拡販できている。また、接着剤精密塗布機も販売が広がっている。

 ◆中国・アセアンの動向は。

 中国は、自動車生産は減速基調にあるが、トヨタを始め、日系自動車メーカーの生産はそれほど落ちておらず、主要なお客様の日系部品メーカーの需要

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