日本と北米不振で減収減益 西川ゴムの4~12月期

2020年02月12日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の20年3月期第3四半期連結決算は、売上高が723億3100万円で前年同期比2・1%減、営業利益は54億2700万円で同6・4%減、経常利益は59億3300万円で同9・1%減、四半期純利益は37億3300万円で同8・3%減となった。
 セグメントのうち、日本は、売上高が403億700万円で同1・9%減、営業利益は24億5500万円で同9・7%減。自動車生産台数が前年同期に比べ減少した影響を受けた。
 北米は、売上高が195億9300万円で同6・5%減、営業利益は3400万円で同92・3%減。米国とメキシコでの自動車生産台数は堅調に推移したが、受注車種の生産台数減少や為替の影響などが響いた。
 東アジアは、売上高が92億9800万円で同1・1%減、営業利益は6億5300万円で同22・1%増。中国での受注車種の生産台数が好調に推移したものの、為替の影響により減収となった。利益は、合理化活動により増益となった。
 東南アジアは、売上高が86億3200万円で同7・4%増、営業利益は24億1500万円で同14・0%増。ASEAN地域で自動車生産台数が堅調に推移した。
 通期予想は、国内での需要が想定以上に減少したことと今後も減少傾向が継続すると予想されることを踏まえて各項目を下方修正し、売上高が975億円で前期比1・0%減、営業利益が72億5000万円で同6・1%減、経常利益が78億5000万円で同7・3%減、当期純利益が48億円で同2・3%減を見込んでいる。

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