ナンシンの20年3月期第3四半期連結決算は、売上高が66億1200万円で前年同期比6・8%減、営業利益が3億5100万円で同39・4%減、経常利益が4億3200万円で同39・0%減、四半期純利益が3億2300万円で同32・6%減となった。
通商問題の動向が世界経済に与える影響や、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響など、依然として不透明な状態が続き、主要な取引先である機械工具業界や物流業界からの受注に波があり、一貫した力強さが感じられない状況の下、同社グループは、海外生産拠点との一体運営の強化等によるさらなる原価低減と新たな販路の開拓に努めながら、より付加価値の高い商品の開発に力を入れ、広告宣伝等を通じてブランド力の向上を図り、経営体質の充実強化に注力した。
通期の連結業績予想に変更はなく、売上高は92億500万円で前期比2・7%減、営業利益は4億6100万円で同34・8%減、経常利益は5億9600万円で同30・0%減、親会社株主に帰属する当期純利益は4億2200万円で同27・4%減を見込んでいる。