住友ゴム工業は2月12日、グループ会社のファルケンタイヤヨーロッパが、5月21日~24日にドイツで開催される世界最大級のツーリングカーレース「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称『ADAC TOTAL 24―Hour Race』)」にファルケンモータースポーツチームとして参戦すると発表した。2020年は、4・0L・550馬力のエンジンを搭載した最新仕様の「ポルシェ911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指す。また、オフィシャルスポンサーとしてファルケンブランドで同レースに協賛する。
同社グループは1999年以来、世界一過酷なレースとも言われる同レースに、ファルケンモータースポーツチームとして参戦を続けてきた。昨年は各所でクラッシュが多発し、完走すること自体が難しいレース展開が繰り広げられたが、ファルケンタイヤの信頼できる性能を軸にチームが一丸となってパフォーマンスを発揮したことにより、160台ものエントリー中同チームの2台は総合5位と総合20位を記録し、ともに完走を果たした。
今年は、同コースで開催される「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(正式名称『Nürburgring Endurance Series』)」への参戦を皮切りに、万全な体制で同レースに臨み、総合優勝を目指す。同社は、このレースで得たノウハウを基にファルケンタイヤのさらなる品質向上に繋げていくとしている。
同レースは、自動車メーカー、タイヤメーカーが開発テストを行うサーキットとしても有名なニュルブルクリンクで行われる24時間レース。高低差300m、ブラインドコーナーを含め約170カ所のコーナーを持つ北コースと、F1も開催された近代的なGPコースをつなげた1周約25kmのフルコースを使用し、世界一過酷なレースとも言われている。