TOYO TIREの19年12月期連結決算は、売上高が3774億5700万円で前期比4・0%減、営業利益が384億4700万円で同9・3%減、経常利益が366億4500万円で同4・5%減、当期純利益が244億8200億円で同132・0%増となった。
タイヤ事業は、売上高が3328億3800万円で同2・6%減、営業利益は413億9300万円で同11・7%減。北米の市販用は、乗用車用、ライトトラック用で高インチ化が進み、トラック・バス用を含む全カテゴリーで販売量、売上高とも前期並みとなった。欧州の市販用は、軟調な市況と円高の影響で販売量、売上高とも前期を下回った。新車用は、国内での装着車種の販売減少により販売量は前期並みとなり、売上高は前期を下回った。国内市販用は、トラック・バス用と乗用車用の夏タイヤの販売が好調で、販売量、売上高とも前期を上回った。
自動車部品事業は、売上高が445億5100万円で同13・4%減、営業損失は29億1900万円(前期は45億3700万円の損失)。防振ゴムの売上高は、主に中国での販売量減少により前年度を下回った。軟質ウレタン事業の譲渡に伴う59億2800万円の減少も影響した。
なお、免震ゴム問題の補償費用等40億1000万円を特別損失として計上した。
20年12月期の通期予想は、売上高が3860億円で同2・3%増、営業利益が440億円で同14・4%増、経常利益が411億円で同12・2%増、当期純利益が275億円で同12・3%増を見込んでいる。
2020年02月14日