昭和ホールディングスの20年3月期第3四半期連結決算は、売上高が118億3600万円で前年同期比8・8%増、営業利益が1億6200万円で同80・4%減、経常利益が2億2500万円の損失(前年同期は4億5200万円の利益)、四半期純利益が4億1200万円(前年同期は1億3000万円の損失)となった。
売上は、同社グループの主要事業であるデジタルファイナンス事業で昨年8月までの裁判の関連で事業の戦略的選択として営業貸付金を減少させていた結果、減収となった。経常利益は、訴訟関連費用の増加により減益となった。純利益は、投資有価証券評価損を特別損失に計上し減益となった。
セグメントのうち、ゴム事業は、売上高が12億3000万円で同2・9%減、セグメント利益が7600万円の損失(前年同期は6300万円の損失)。日本国内の機械設備向けの工業用ゴム部品の受注が低調に推移し、減収減益となった。ゴムライニング部門は、受注が増加傾向だった。
なお、第3四半期のデジタルファイナンス事業は、売上高が62億4000万円で同13・1%減、セグメント利益が6億1600万円で同53・0%減。スポーツ事業は、売上高が8億7400万円で同18・9%減、セグメント利益が6100万円で同49・8%減だった。
通期の業績予想は、同社グループが直近で行ったM&A等による収益上ぶれ要因の情報収集・見当が必要なことなどから公表を差し控えた。
2020年02月18日