日精樹脂工業の20年３月期第３四半期連結決算は、売上高が２９２億円で前年同期比９・４％減、営業利益は11億９４００万円で同57・７％減、経常利益は12億９２００万円で同54・８％減、四半期純利益は８億１３００万円で同60・５％減。主力である射出成形機の需要が低迷し、減収減益となった。
製品別の売上高は、射出成形機が２１１億２６００万円で同15・３％減、周辺機器は18億２６００万円で同４・７％減、部品は40億３７００万円で同１・８％増、金型等は22億９００万円で同54・４％増だった。
セグメント別では、日本は、売上高が１６７億１２００万円で同４・０％増、セグメント利益は８億９１００万円で同47・１％減。自動車関連を中心に需要が前年並みだったこと等により増収となったが、営業費用等が増加したことから減益となった。
アメリカ地域は、売上高が53億２５００万円で同26・２％減、セグメント利益は１億３３００万円で同58・７％減。自動車関連を中心に需要が低迷したこと等から減収となり、射出成形機の売上が減少したことから減益となった。
アジア地域は、売上高が71億６２００万円は同20・０％減、セグメント利益は３億３６００万円で同43・８％減。自動車関連を中心に中国等での需要が鈍化したことなどから減収となり、価格競争の激化や営業費用等が増加したことから減益となった。
通期予想の修正はなく、売上高は３８０億円で前期比13・８％減、営業利益は16億円で同54・４％減、経常利益は16億５０００万円で同54・１％減、当期純利益が11億５０００万円で同55・６％減を見込んでいる。
