説明する山石社長
横浜ゴムは２月14日、都内で開催した決算説明会の中で、山石昌孝社長が中期経営計画「ＧＤ２０２０」の進捗と今年の取り組みを説明した。
プレミアムタイヤ市場での存在感の向上を目指すタイヤ消費財事業では、プレミアムカー戦略によりハイインチ高性能タイヤを中心に新車装着が拡大しており、今年も「国内外のプレミアムカーへの新車装着の拡大を進めていく」（山石社長）。また、ウインタータイヤ戦略として日本でオールシーズンタイヤを、北米で新型スタッドレスタイヤを投入し、「いずれも好評を得ている。２０２０年度もウインタータイヤの性能ナンバー１を掲げ、商品開発の強化に取り組んでいく」（同）。さらに、ホビータイヤ戦略において新商品投入を推進し、昨年11年ぶりに米ＳＥＭＡショーに出展するなど日米で訴求を強化しており、今年も市場での存在感発揮を図る。
次の１００年の収益の柱を目指すタイヤ生産財事業では、オフハイウェイタイヤを成長ドライバーとした事業拡大の一環として、ＡＴＧのインド工場での生産能力増強が完了したほか、
全文：約562文字
