横浜ゴムは2月20日、ヒストリックカー向けタイヤ「G・T・スペシャル・クラシックY350」の新サイズを3月5日より発売すると発表した。追加サイズは155/80R15・83H、145/80R13・75S、165/80R13・83Hの3サイズで、これにより発売サイズは全7サイズとなる。
今回追加するサイズはオースチン・ヒーレー「スプライト」、「MGミジェット」、トライアンフ「ヘラルド」「スピットファイア」など1960年~70年代のイギリス車に加え、トヨタ自動車「カリーナ」「セリカ」、日産自動車「ブルーバード」、三菱自動車工業「コルトギャランGTO」、いすゞ自動車「べレット」など1960年~70年代の国産車などに最適な商品となっている。
「GTスペシャル」は、1967年にヨコハマ初の乗用車向けラジアルタイヤ用ブランドとして登場した同社の歴史的なブランドで、G・T・スペシャル・クラシックY350は、ヒストリックカーに相応しいクラシックな外観に加え、進化した現代技術によりヒストリックカーの乗り味を損なわないマイルドな乗り心地と安全性を実現している。純正スタイルにこだわり、オリジナリティを尊重するヒストリックカーオーナーに向け、1960年~70年代当時のトレッドパターンやロゴを精緻に再現しており、名車の雰囲気を損なうことなく素晴らしき時代の姿を提供する。
同社は2月22日よりパシフィコ横浜で開催される「ノスタルジック2days」などのヒストリックカーイベントにも出展し、今後もカーオーナーの貴重な意見をもとに引き続きヒストリックカー向け商品の開発を実施していく。
同社は、中期経営計画「GD2020」のタイヤ消費財戦略において「ホビータイヤ戦略」を掲げ、レースやヒストリックカー、オフロードなどあらゆる自動車ユーザーの趣味に対応する新商品の開発と、既存商品のサイズラインアップ拡充を進めている。ヒストリックカー向けに適したタイヤの開発、供給を継続することで、こよなくクルマを愛してやまない人たちとともにクルマ文化を支えていく。