樹脂ホース・チューブ・継手メーカーの八興(東京都板橋区、阿部忠弘社長)の19年4~20年1月売上は前年同期並みで推移している。
製品別では、汎用品は工業用を中心に前年を下回るものの、柔軟フッ素ホースシリーズや導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズなど高機能品は順調に伸長し、「汎用品の減少を高機能品でカバーしている」(同社)。
導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズは、アルコールや香料、有機溶剤など可燃性流体の流動帯電による静電気対策用配管として開発されたもので、「他に類のない特徴を持つ」(同社)ことから、16年の販売開始以降、国内は順調に引き合いが広がっている他、ホームページ(HP)を通じ、海外からの問い合わせも増えている。
同社は、ホース・チューブ製品と専用継手の訴求手段としてHPを活用。HPでは、常日頃よりコンテンツ充実に取り組んでいる。昨年は5月にロボット用ホース・チューブの特設ページを開設したのに続き、11月には今年6月1日より施行される改正食品衛生法の特設ページを開設した。
改正食品衛生法の施行後は、食品用ホースを含む合成樹脂製器具・容器包装材に対し、HACCP基準の衛生管理が求められるため、食品用ホースで