自動車用ゴム部品メーカー5社の4~12月期の自動車部品事業は、中国の自動車生産減速や為替などが響き、3社が減収減益となった。
◆豊田合成
売上収益は6238億1100万円で前年同期比0・2%増、営業利益は62億6700万円で同71・2%減となった。
売上収益は、顧客の生産増等で増収。営業利益は、ドイツ子会社の株式譲渡に伴う事業整理損失計上などで減益となった。
セグメント別では、日本は、顧客の生産増等により売上収益が3043億円で同1・9%増、セグメント利益は独子会社の株式譲渡の影響で108億円の損失(前年同期は33億円の利益)。米州は、拡販等により売上収益が1850億円で同0・2%増、セグメント利益は120億円で同1・0%減。アジアは、タイでの自動車生産落ち込み等により売上収益が1511億円で同0・5%減、セグメント利益は96億円で同5・9%減。欧州・アフリカは、売上収益が293億円で同11・9%減、セグメント利益は45億円の損失(前年同期は38億円の損失)。
◆NOK
シール事業は、売上高が2417億9700万円で同6・9%減、営業利益は183億2400万円で同35・9%減。
自動車向けは、中国での市場低迷が響き、販売が減少した。営業利益は、販売減および人件費の増加等により減益となった。
◆住友理工
自動車用品は、売上高が2905億円で同2・2%減、事業利益は76億円で同24・6%増だった。
販売数量は増加したが、為替換算のマイナス影響により、減収となった。
地域別の売上高は、日本では消費増税の影響で
2020年03月09日