住友化学は3月3日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、3月2日から2週間にわたり時差出勤や在宅勤務を活用すると発表した。
昼勤勤務者を対象に、フレックスタイム制を活用した時差出退勤、有給休暇の取得およびストック休暇の特例取得を奨励するとともに、自宅での勤務が可能な社員については在宅勤務を可能とする。
また、出張については、中国国外から湖北省および浙江省温州市、韓国国外から大邱市および慶尚北道清道郡への出張を禁止するほか、これを除く中国、韓国、イタリア北部および日本の入出国を伴う出張は原則延期する。
さらに、同社グループが開催するグローバル会議を中止するとともに、日本国内での50人以上の大規模会議は延期を検討し、職場の大半が参加する懇親会は中止、会社厚生施設での10人以上での懇親会等は自粛することとした。
健康・衛生管理の面では、中国、韓国大邱市および慶尚北道清道郡から帰国した社員を14日間の自宅待機とし、各事業場の判断により通勤および就業時のマスク着用を義務付ける。
同社は、「新型コロナウイルスに罹患された皆さまと、感染拡大により生活に影響を受けられている地域の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます」とコメントしている。