㈱小松原(和歌山県和歌山市、玉置篤社長)は、マイクロ波加熱装置をはじめゴム設備機械、繊維設備機械、洗浄設備機械などまでのステンレス材を多用する設備を得意とし、シリンダーをはじめ、ロールの生産、設計から組立てまでをすべて自社生産している。
前期(19年8月期)によると、売上や利益も前年比を上回り増収増益だった。最近の傾向として、衣料向け繊維機械とゴム設備機械が同社のブランドで展開しながら、電池や光学フィルムなどのIT関連設備と非衣料向け繊維機械はOEMの供給が多い状況だ。
前期の需要動向を振り返ると、「前期は一昨年の受注残で余裕を持って製造でき、OEMの利益改善をした結果、利益面で貢献できた。売上の構成別は4分野でほぼ同じような比率で動いた。ただ、ゴム設備機械の需要が全体の35%あった時と比較すると、需要が減少している」(玉置社長)と捉えている。
ゴム設備関連については、前期では同社の強みを生かした曲がり管連続加硫装置の動きがあったという。
足元の動向は、「前期からの受