宇部興産は3月4日、同社グループにおける機械事業の中核会社である宇部興産機械が、日立プラントメカニクスの産業プラント用機器事業のうち、化学機器の製品・アフターサービス事業を承継すると発表した。
以前より製作協力関係があった日立プラントメカニクスが、産業プラント用機器事業の中核であるクレーン事業の拡大に向け経営資源を集中させることになったため、宇部興産機械は、反応器、熱交換器、薄膜蒸発器等の化学機器製品・アフターサービス事業を7月1日付(予定)で承継することになった。
宇部興産機械は、化学プラント向けの圧力容器、自動車業界向けのダイカストマシン・射出成形機、電力会社向けの大型搬送設備など、さまざまな産業機械の開発・製造・アフターサービスを手掛けている。今回、日立プラントメカニクスの一部事業を承継し、その顧客基盤・生産技術・設備・人員を引き継ぐことで、より一層進化した製品・サービスを国内外の顧客に提供していく。