クレハは2月25日、グループ会社であるクレハアメリカを通じて、Boost Biomes(BB社)への投資を行ったと発表した。投資の金額は非公開。
BB社は、米国ローレンス・バークレー国立研究所からの独占ライセンスを受け、自然界における微生物間の相互作用を解析する独自のプラットフォームを構築したアーリーステージのスタートアップ企業で、BB社の技術は、農薬や食品保存剤などの目的用途に対して有効な微生物の組み合わせを短期間で効率的にスクリーニングできるユニークな特徴を有している。
投資を通じた連携により、クレハはBB社の技術を活用し、社会課題の解決や人々の健やかな生活に貢献する事業に積極的に取り組み、さらなるビジネスポートフォリオの拡大を目指す。
クレハは中期経営計画において新規事業の国内外での探索と外部資源の活用による事業化の加速を掲げている。その一環として、提供価値ベースでシナジーが期待されるアーリーステージのスタートアップ企業をターゲットとした出資および共同開発を進めている。