日本ミシュランタイヤは3月13日、クラシックカー向けのクラシックタイヤ「ミシュランXAS」を4月1日より発売すると発表した。 サイズは165R15・TL・86V・N0の1サイズで、価格はオープン。
1965年に販売されたミシュランXASは、路面と接地するトレッドデザインに非対称パターンを採用することでグリップ性能とハンドリング性能を両立させながら、最高速度は時速210kmに設定され、当時の量産タイヤとしては先進的だった。そのため、発売当初から一つの基準タイヤとして認知され、世界中のさまざまな車両に装着されてきた。現在では、ミシュランクラシックタイヤを象徴する製品として生産、販売を続けている。
今回販売となるミシュランXASは、当時の外観はそのままに、ポルシェ認証マークである「N0」を取得することでポルシェ356をはじめとした初期のポルシェ911やポルシェ912などに安心して装着することが可能となっている。さらに最高速度を時速240kmまで引き上げることで、ポルシェのみならず60年代から70年代にかけて活躍した当時のスポーツカーにも広く装着できる。加えて、本来チューブタイプだったものをチューブレスタイプに仕様変更することで、昨今のクラシックカーに多くみられるチューブレスホイールにも対応する。
同社はより多くのクラシックカーファンが気軽にミシュランXASを利用するとともに、様々なユーザーニーズに対応し続けながら、サスティナブルでより豊かなモビリティライフに貢献することを目指している。