【プラタイムス トップインタビュー】カツロン 石川明一社長

2020年03月30日

ゴムタイムス社

■ プラタイムス トップインタビュー

ONE KATSULONで連携強化

カツロン 石川明一社長


 

 合成樹脂押出成形メーカーとして分野でユニークな製品を提供するカツロン(大阪府東大阪市、石川明一社長)。昨年創業70周年を迎えた同社の強みや今後の展望などを石川社長に聞いた。

 ◆御社の概要は。

 1949年に祖父の石川丈夫が食品会社(日の出食品)を創設したのが当社の始まり。甘いお菓子が不足していたこともあり、押出機を使いチョコレートを生産し、非常に売れたと聞いている。ただ、その後は様々なお菓子が市場に出回るようになり、商売も厳しくなってきたようだ。

 そこで創業者が「これからはプラスチックの時代になる」と考え、押出機を改良し、チョコレートから樹脂の押出に事業を転換した。今から思うと大胆な転換だと思うが、当社の風土「どんなことでもやってみよう」が当時からあったと思う。

 1960年代に塩ビのサンプレーンを使用した高弾性散水ホース「カツロンホース」の製造販売を開始した。耐久性のあるホースとして、現在も根強いファンがいるロングセラー商品となっている。

 1978年に父(石川宏会長)が社長に就任し、合成樹脂成型加工業として事業を拡大。1996年に現在の「カツロン」に社名変更した。

 ◆社長就任にあたって。

 社長に就任したのが2008年。その直後にリ

 

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