フォルボ・ジークリング・ジャパン(東京都品川区、佐藤守社長)の前期(19年12月期)売上はほぼ計画通りに進捗し、前期比103%となった。
ベルト部門では、主要分野の物流向けと食品向けは堅調だったほか、原材料搬送や繊維分野も良好な販売を見せた。物流向けでは、各地で増設・新設される配送センター向けの案件を確実に獲得できたことや、複数のOEMにも標準採用された。
食品向けでは、戦略商品と位置付ける「Prosan(プロサン)フルシールHACCPシリーズ」は売上が前期比17%増で好調が続いている。
Prosanが好調な要因について、同社は「改正食品衛生法の施行に伴い、食品に携わるすべての事業者がHACCPに沿った衛生管理を求められる中、HACCPのコンセプトをサポートするベルトとしてProsanの注目度が高まっている」と分析している。
Prosanの特徴は、ベルト両面を耐湿熱性ウレタンでコーティングしたベルトで、エッジシールとベルトを完全一体させる独自技術「スマート