ショーワグローブは3月16日、耐切創手袋「S―TEX300RP」「S―TEX581RP」の一般店頭販売を3月より開始すると発表した。耐切創手袋を容易に購入できる環境を広く整えることで、労働災害の減少に貢献する。
両製品には、同社独自の繊維技術であるハガネコイル・テクノロジーを採用している。ハガネコイルは、ステンレスワイヤー糸とさまざまな種類の繊維を組み合わせることにより、耐切創強度を持ちながら、さまざまな機能性を付加できる繊維(混合糸)。
S-TEX300RPは、視認性の高い蛍光色と安心感のある厚みが特長の耐切創の背抜き手袋で、ごく細いステンレスワイヤーを用いた混合糸を採用しているため、耐切創強度がありながらも、やわらかく作業性に優れている。また、天然ゴムを手のひらにコーティングすることで、グリップ力や通気性に優れるほか、手首部分までカバーできるよう、手袋全長を長めに設定している。
S-TEX581RPは、強さと作業性を兼ね揃えたタイプで、細かな作業にも対応できる薄く指先までなじむフィット感が特長なほか、手のひら部分には耐油性・耐摩耗性に優れるニトリルゴムをコーティングしており、従来の発泡ニトリルゴムコーティングの背抜き手袋に比べて耐摩耗性に優れている。ステンレスワイヤー糸とアラミド繊維(ケブラー)の採用に加え、発泡樹脂コーティングと独自のプレス加工「S―press仕上げ」により、高いスベリ止め効果を発揮する。
両製品は、現場で着用する耐切創手袋を個人で購入する必要がある建設・土木業界の作業者・管理者をはじめ、ガラス・建材関連業、自動車関連業、清掃・サービス業、機械工業など、鉄板やガラス、エッジやバリのある部品を取り扱う仕事の従事者に向けた手袋となっている。パッケージは試着可能なチャック付き袋タイプで、風合いや着用感を確かめてから購入できる。