BASFが2企業と合意 電池リサイクル事業で連携

2020年03月18日

ゴムタイムス社

 BASFは3月12日、3月6日に同社とフィンランドのフォータム社、ロシアのノルニッケル社の3社が、電気自動車市場を支える電池リサイクルの共同事業をフィンランドのハルヤヴァルタで行う基本合意書に調印したと発表した。3社は電池市場において再生原料の責任ある生産および利用を促進することを目指している。

 この共同事業により、使用済み電池に含まれる重要な金属を抽出し、原料として電池材料製造に再利用するサイクルを確立させることで、電池循環システムの構築が実現できる。リサイクル電池の金属を使用して電池材料を製造することにより、電気自動車の生産におけるCO2の大幅な削減が可能となるほか、リサイクルプロセスにフィンランドの再生可能な電力を使用することで、さらなるCO2削減を達成することができる。

 なお同社は、この協力の中で開発されるプロセスで生まれるリサイクル材を、フィンランドのハルヤヴァルタで建設を計画している電池材料の前駆体工場での使用を予定している。

 

電池材料におけるサーキュラーエコノミー(イメージ)

電池材料におけるサーキュラーエコノミー(イメージ)

 

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