昭和電工は3月23日、同社の完全子会社であるHCホールディングス(以下「公開買付者」、公開買付者と昭和電工を総称して以下「公開買付者ら」)が、日立化成の普通株式を金融商品取引法による公開買付けにより取得することを3月24日より開始することを決定したと発表した。
同公開買付は、公開買付者らが昨年12月18日付の「日立化成株式に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」で公表していたもの。同公開買付は、国内外(日本、中国、韓国、米国、欧州連合及び台湾)の競争法に基づく必要な手続及び対応が完了すること等一定の事項が充足されること(又は公開買付者により放棄されること)を同公開買付け開始の前提条件としており、公開買付者らは、当該前提条件が充足された場合、速やかに同公開買付けを開始することを予定し、2月頃には同公開買付けを開始することを目指していたが、公開買付者らが2月28日付の「日立化成株式に対する公開買付け実施に向けた進捗状況のお知らせ」で公表したとおり、各国における競争法に基づく手続及び対応のうち、一部の国における競争法に基づく手続及び対応に時間を要しており、同公開買付けの開始時期は、3月以後となることが見込まれていた。
公開買付者らは、当該前提条件が全て充足されたことを確認したため、3月23日に同社の取締役会及び公開買付者の代表取締役において、今回の決定に至った。