ダウは3月26日、COVID―19(新型コロナウイルス)に関連する支援のため、国際救援組織や、同社が操業する地域における非営利組織に対して、300万ドルの寄贈を行うとを発表した。また、同社はドイツのスターデにおいて、手指消毒剤の生産を開始したことを発表するとともに、米国でも消毒剤を生産するため既存の設備を調整している。
300万ドルのうち200万ドルは、COVID―19の影響に対する直近の支援が必要な組織である世界保健機関(WHO)の世界における活動を支援する「COVID―19・Solidarity・Fund」、医療用品を配布する人道支援組織「Direct・Relief」、同社が操業する世界中の地域における非営利組織、その他緊急支援に寄贈する。
100万ドルは、回復段階において地域のレジリエンシーを向上させるために手指消毒剤を月に300t生産(生産される60万本相当の消毒剤は、ドイツのスターデや、ドイツその他の地域のドラッグストアや病院に寄贈)のために寄贈されるほか、米国においても消毒剤を生産するための既存設備の緊急調整に寄贈する。
こうした寄贈を通じて、現場で働く医療関係者に必要な保護具を配布することに貢献すると同時に、貧困や緊急事態により医療サポートを必要とする人々の健康を守ることに貢献する。
同社は、地域社会や世界規模における、COVID―19に関連するニーズや状況を注視し、同社のイノベーション、人材、資源を適切に活用していく。