国際ゴム研究会(IRSG)のまとめによると、2019年の世界の新ゴム消費量は前年比0・7%減の2896万8000tとなった。消費量全体で1位の中国、2位の米国が微増にとどまったことや、前年2桁の増加を見せた3位のインド、4位の日本も減少し、消費量は前年の増加から減少に転じた。
2018年は上位15ヵ国のうち11ヵ国が前年比プラスであったのに対し、米中貿易摩擦激化による世界経済の鈍化の影響などを反映し、2019年は4ヵ国減の7ヵ国となった。
消費量で全体の3割を占める中国は992万2000tで同0・1%の微増
全文:約1244文字