豊田合成、印の子会社再編  柔軟な生産体制構築目指す

2020年04月03日

ゴムタイムス社

 豊田合成は4月2日、インドにおける最適な生産体制の構築に向けて同国の生産子会社を再編すると発表した。2020年中に同社が保有する豊田合成サウスインディア(TGSIN)の全株式を、豊田合成ミンダインディア(TGMIN)に譲渡する。

 インドの供給体制として、南部ではTGSINがトヨタなどに主に内外装部品を、北部ではTGMINがスズキなどに主にエアバッグやハンドルを提供している。今回の再編により、インド全体で生産品目の枠組みにとらわれない柔軟な供給体制の構築を進めていく。

 同社は2025事業計画(中長期経営計画)でインドを重点市場と位置づけており、近年ではデリー近郊に技術・営業拠点(グルガオン事務所)を新設したほか、グジャラート州の新工場を稼働させている。同社は今後も、同国での開発・生産体制を強化していくとしている。

 

インドにおける事業体制

インドにおける事業体制

 

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