挑戦するゴム商社 ハシモト 工事モジュール関連が好調 ゴム樹脂のスペシャリスト育成へ

2020年04月20日

ゴムタイムス社

■ 挑戦するゴム商社 Vol.5

工事モジュール関連が好調 ゴム樹脂のスペシャリスト育成へ

ハシモト 山田徹社長

 ベルト・ホース・パッキンなど工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社として、多彩な製品を幅広い産業分野に提供するハシモト(東京都文京区、山田徹社長)。各部門の現況や注力する分野や人材育成の取組みなどを山田社長に聞いた。

 ◆今期の状況は。

 売上の推移を見ると、18年4月期は52億円で同10%増、19年4月期は52億7500万円で同3%増と比較的順調だったが、今期(20年4月期)は約50億円で前期比5%減の見込みで、来期は厳しくなると予想している。

ロボトレーナー

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 ◆各部門の現況は。

 取扱商品ごとに、ベルト関連やホース関連、ゴム部品関連、樹脂関連、金属関連、特殊品、工事組立などを行う工事モジュール関連に分かれている。各部門の状況を見ると、工事モジュール関連の売上が順調に伸びている。その要因は、ベルトやホースの単品販売が難しくなる中、機械設置や設備の組立工事から任せたいというお客様のご要望に応えてきたためで、ホースとベルトを機械や設備に組み込み販売できていることが大きい。

 ベルトのエンドレス工事など工事モジュール関連を始めたのは今から14~15年前で、その間、12年に一般機械器具設置工事業と一般とび・土工工事業の建設業許可を取得し、19年には一般鋼構造物工事業や一般舗装工事業などの建設業許可を取得した。こうした建設業取得も売上の伸びに貢献している。

 ◆期待分野について。

 ネット通販が勢いを増すなかで、当社のような専門商社が生き残るには、ネット通販にはない価値をお客様に提供する必要がある。そのため、同社

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