ゴムシート(板)は土木建築を始め、自動車、一般産業機械、半導体製造装置などさまざまな産業分野で、パッキング材や緩衝材、敷物などに幅広く使われている。このため、ゴムシートは「景気のバロメーター」とも呼ばれ、景気の動きに連動する形で、ゴムシートの生産・出荷も上下動するといわれる。
日本ゴム工業会・ゴム板部会がまとめた19年のゴム板の生産量合計は1万9641tで前年比2・5%減、出荷量は1万9527tで同3・5%減となり、生産量は3年ぶり、出荷量は4年ぶりで前年実績を下回った。
昨年のゴムシートの需要動向を振り返ると、自動車向けは
2020年04月13日