搬送ベルトは資源開発、製鉄、発電といった重厚長大産業から、食品や物流、医薬品にいたるまで、多種多様な分野の搬送システムを担っている。そのなかで、搬送ベルトを取り扱う商社ではユーザーの細かなニーズや市場動向を把握し、新たな商品発掘につなげる役割を持ち、ベルト業界の発展に寄与してきた。
特に、近年は製品の企画・開発段階から主体的に関わるケースが増えている。このため、各社が求められる役割もより高度なものとなっている。
そこで弊紙は、搬送ベルト商社の現況を知るべく、各商社に売上や製品の価格動向など尋ねるアンケートを実施した。
まず、「19年1~6月の売上実績(対前年同期比)」の設問では、「横ばい」が約50%と過半を占め、次いで「やや下降」が約25%