旭カーボンは4月9日、5月1日納入分よりカーボンブラックの価格改定を実施すると発表した。
価格改定額はゴム用全品種が+1・1円/kg、非ゴム用のRCF・ゴム用が+10円/kg、非ゴム用のMCF・LFFが +12円/kg、非ゴム用のHCFが+15円/kgとなっている。
同社では、原料油の市場価格に応じ、価格の見直しをゴム用は3ヵ月ごとに、非ゴム用は6ヵ月ごとに行っている。この度の国際海事機構(IMO)の新規規制に伴い、カーボンブラック原料油の取引市場でもその影響を受けており、同社も原料油メーカーから価格指標変更の要請を受け入れた。そのため、カーボンブラック原料油の購入に掛かるコストが増加。今後の安定供給を継続するために、価格改定を実施したとしている。