東和コーポレーション(福岡県久留米市、渡辺聡社長)の19年12月期は若干の減収となった。前期については、工場の働き手が徐々に減る中で、作業用手袋の需要が減少していること、量販店向けでは安価な海外品との価格競争が激化していることも響いた。
20年12月期の足元を見ると、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、食品工場などで使われる使い捨て(ディスポ)手袋の需要が急増し、今年2~3月のディスポ手袋は前年同期比で約2倍の売上となった。ただ、ディスポが売上全体に占めるボリュームは少なく、作業用手袋もほぼ前年並みの状況のため、「売上の大幅な伸びには至っていない」(同社)という。
商品展開に関しては、主力商品「ト